セレンスAIの緊急車両検知技術「Cerence EVD」、 先進モビリティが国内展開する自動運転バスプラットフォームに採用
~セレンスAI、国内実施の自動運転バスプログラムに初参画、 自動運転車による交通サービスの安全性を強化~
会話型AIを活用したユーザーエクスペリエンスを開拓するグローバルリーダー、Cerence Inc.(以下ブランド名、セレンスAI)は、同社の緊急車両検知技術「Cerence Emergency Vehicle Detection」(EVD)が、先進モビリティ株式会社(以下、先進モビリティ)が展開する自動運転バスプラットフォームに導入されたことを発表しました。東京大学発のベンチャー企業として、自動運転技術の社会実装を推進する先進モビリティは、国内で実施される自動運転バスの実証実験でCerence EVDを活用します。今回の協業を通じて、自動運転車が接近する緊急車両を検知し、複雑な実交通環境において適切に対応できるよう支援することで、より安全で信頼性の高い移動の実現に貢献します。
自動運転による交通サービスが拡大、進化する中で、緊急車両の検知は非常に重要な課題です。特に都市部の混雑した道路や交差点、視界が制限される状況下では、緊急車両の接近は目視よりも先にサイレン音によって認識されることがあります。例えば交通量の多い道路上で、後方からの救急車の接近や消防車の緊急走行は自動運転車の視界に入るよりも前に、緊急車両のサイレン音が検知される可能性があります。
「交通手段での移動が“当たり前に便利で安全なインフラ”となる社会の実現」をミッションに掲げる先進モビリティは、日本が抱える高齢化やドライバー不足などの重要な交通課題の解決に向けて、自動運転技術の実装を進めています。今回、国内の複数の地域で実施される自動運転バスの実証実験は、セレンスAIにとって日本で初となる自動運転バスプログラムの参画です。また、Cerence EVDが車外設置マイクを用いて運用されるのは初の事例となります。先進モビリティのビジョンである「自動運転技術を社会に実装し、誰もが利用できる新しい移動サービスを提供する」を反映した本プロジェクトは、2027年の商用展開を目指して実施されます。
Cerence EVDは、同社のAudio AI技術を活用して、接近する救急車、パトカー、消防車を検知し、自動運転車の適切な対応を支援します。本製品は47カ国、1,500種類以上のサイレンに対応し、交通騒音やその他の環境音と緊急車両のサイレンを識別するよう設計されています。Cerence EVDは、自動運転システムで使用されるカメラ、レーダー、LiDARなどの各種センシング技術を補完し、周囲環境認識を強化する追加レイヤーとして機能します。
先進モビリティの代表取締役社長、瀬川雅也氏は次のように述べています。「当社は、安全で信頼性の高い自動運転技術の実装を通じて、交通課題の解決に尽力しています。緊急車両の検知は、自動運転バスの運行において重要な機能です。セレンスAIとの協業は、当社が目指す様々な交通課題への対応を可能にし、より安全でアクセスしやすい移動手段の実現を支援します」
セレンスAIの最高収益責任者(CRO)、クリスチャン・メンツ(Christian Mentz)は次のように述べています。「自動運転モビリティソリューションが実証段階から実運用段階へと移行する中で、自動運転車はより視野を広く周囲の状況を理解する必要があります。緊急車両の運行は一刻一秒を争います。Cerence EVDは、自動運転システムが救急車、消防車、パトカーの接近を早期に識別し、適切な対応が取れるように支援することで、より安全で持続可能な交通社会の実現に貢献します」
Cerence EVDの詳細についてはこちらをご覧ください。関連動画はこちら(英語)よりご覧いただけます。
セレンスAIの詳細については日本語ウェブサイトhttps://www.cerence.com/jaをご覧ください。
最新情報については公式LinkedInからもご覧いただけます。
【先進モビリティ株式会社について】
先進モビリティ株式会社(AS Mobi)は、2014年に東京大学生産技術研究所次世代モビリティ研究センター(ITSセンター)との共同研究を基盤として設立され、日本におけるドライバー不足や地域交通の活性化などの課題解決に向け、トラックやバスの自動運転技術を開発しています。これまでも内閣府、国土交通省、経済産業省などの日本政府機関と連携し、数多くの実証実験を実施してきました。
詳しくは企業ホームページwww.as-mobi.comをご覧ください。
【セレンスについて】
セレンス(Cerence Inc.)は、自動車や交通機関においてAIを活用した直感的でシームレスな体験を提供するグローバルリーダーです。数十年にわたる音声認識の専門知識とイノベーション、および生成AI、大規模言語モデル(LLM)を活用し、ドライバーと同乗者の双方にとって、より安全で、よりコネクトされ、より楽しい移動手段を実現する統合的なエクスペリエンスをお届けします。
当社の技術が搭載された自動車は全世界で5億2,500万台を超え、大手自動車メーカー、交通機関OEM、テクノロジー企業と提携しながら次世代のユーザーエクスペリエンスを推進しています。マサチューセッツ州バーリントンに本社を置く当社は、世界の国と地域で事業を展開し、AIイノベーションの可能性を押し広げることに専念しています。
詳細については、当社の日本語ウェブサイトをご覧ください。https://www.cerence.com/ja